エッセンシャルオイルとアロマオイルは同じ?(動画あり)
1.「アロマテラピー」とは?
「アロマテラピー」とは
「アロマ」と「テラピー」の
組み合わさったもの。
「アロマ」というのは「芳香」香りのことです。
「テラピ」ーは「療法」になりますので、
「アロマ、香りを使った療法」という
「自然療法」の一つです。
植物の「花」や「つぼみ」「葉っぱ」「樹皮」、
「茎」「根っこ」「種子」「果皮」「実」などから抽出した
「植物の香りのするエキス」を使ったものが
【エッセンシャルオイル】です。
別名では、「精油」と言われます。
エッセンシャルオイルの成分…「香りと薬効成分」が、
私達の「美容」や「健康」に、とても役立つものなので使うようになった歴史があります。
2.「エッセンシャルオイル」とは?
香りのある植物というのは、
世の中に3500種類ぐらいあると言われています。
しかし、「エッセンシャルオイル」になるのは、
「200から300種類ぐらい」といわれています。
「エッセンシャルオイル」は、
植物の「油のう」という組織から採ることができます。
拡大顕微鏡で見ていくと、
とてもかわいい「丸ぽっち」みたいなものがあり、
その小さな袋で作られています。
「エッセンシャルオイル」が採れる植物の部位、
また、そこから取れる「エッセンシャルオイル」の量、成分、効能は、
植物それぞれによって多岐多様に渡ります。
そういったところも色々勉強していくというのも、
とても奥深くて楽しいものだと思います。
植物は移動することも、
喋ることもできません。
そんな植物たちが自分の身を守って、
子孫繁栄させるために作ったのが
「エッセンシャルオイル」です。
3.「エッセンシャルオイル」はどんな役割があるの?
エッセンシャルオイルは、
3つの目的を持って植物で作られます。
①誘引効果
植物はいい香りを放ち、昆虫や鳥を引き寄せ、
自分のところに来てもらい、
種子を遠くに運んでもらいます。
②忌避効果
昆虫や動物などの外敵に、
食べられないようにしないといけません。
苦手とするような香りを放ち、
それらが来ないようにしています。
③抗菌効果
有害なカビや菌というものの繁殖を防いでいく、
そんな役割を作る芳香物質もあります。
それら3つの目的で、
例えば私たちが虫が来ないでほしいような
香りを作っている植物を使わせてもらうと、
天然で良い香りのする
虫よけ剤を作ることができますし、
カビや菌など外敵に負けない
体を作れるというテーマでも、
私達の体に役立てることができます。
4.植物の神秘「エッセンシャルオイル」
植物は、「自らを守って繁栄する」
そんなテーマで作り出した「香り」成分が、
人間など動物の組織にも有効に働きます。
私たちの先祖は何千年も昔から、そのことに気づき、
薬効植物を体に塗ったり、煎じて飲んだり、
香りを使ったりかいだりしてきました。
病気や怪我、心を癒し、宗教儀式にも使って、
いろいろな使い方をしてきました。
植物の英智を私たちも楽しく使っていくことで、
より健康で豊かな毎日を送ることができます。
ぜひ活用していけたらいいなと思います。